アインシュタインは伸び縮みしている

日常

人間を卒業し、人間に擬態した変態に生まれなおしてから
自分と同じ誕生日の「人間」と最低5人は出会った。
背格好のそれぞれ違う、でも どうしても

好奇心で手足がうずうずしてしまう「ヒト」たち.

桃うどんはそのうちのひとりだった.


桃うどんは私が勤務していたバーで出会った.
彼女は片手に乳首に電流を流す装置を持っていて、これで今度、遊ぼうよと私を誘った。

「まいまいが、M男と遊んでる顔がすき」

そのとき空いた手の彼女の指先はコースターの端をなぞっていたけれど、あれはただの癖じゃない。
私の中の、なにかを 確かに呼び起こそうとしていた。


バーを離れて、まいかなが走り出したときーー
桃うどんがそこにいたのは必然だったかもしれない。


私たちはそこから今日まで
その通り“三つ巴”の、ひとつの大きな、決して交わることのない、
どうしようもない 美しい世界の“バグ”になったのだとおもう。


わたしとかなちゃん、そして桃うどんの集まるイベントは
感情の衝突とか、性的な軋みとか、アイデンティティの綻びとか、
それら全部を、ごちゃまぜに溶かして、夜の底で蠢かせる。


果てが見えないミッドナイトパーティーイリュージョン

そんな時間はいつだってたまらなく楽しくて、
ひどく一瞬で、残り香だけがやけに色が濃い.


「変態ってさ、進化系じゃなくて…きっと回帰系ですね」
今宵も私たちは笑って過ごすのだろう。


「回帰って、どこに?」夜空が笑っている
誰も答えないその沈黙が、すごく深くて、やさしかった。

“変態”たちの夜は、たいてい無言のまま終わる。

言葉じゃなく、ざらついた手のひらとか、
重たく湿った空気とかで、確かめ合ってるからだ。


2025.3.22
まいかなうどん
KARAOKE
Birthday Party KNIGHT 記念

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